創棋会通信+α Ⅱ
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【結果発表11回目】ネット作品展「教材に使える10手台」2024
<【結果発表11回目】ネット作品展「教材に使える10手台」2024>

■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~着地を決める~」<11回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台着地を決める~」には、16名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略、下線の方は教材シリーズに初解答)。
 皆様ありがとうございました。
  石川和彦、石田倫明、蛭子 毅、沖 昌幸、奥鳥羽生、梶谷和宏、
  空貴人、則内誠一郎、占魚亭、竹中健一、西村 章、盤上の狼
  松崎一郎、松澤成俊、宿利 誠、RINTARO、

 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 大駒捨てで盛上る収束、両王手や開き王手などの華麗な収束、緊張感のある詰上り、等々、着地が決まる作品揃いで、解いて爽快感を味わっていただけたのではないでしょうか。

★出題はこちらから    
★出題作の一覧図面は次のサイトから取り出すことができます。
 ダウンロードパスワード: kyozai8

 それでは本日は11回目の結果発表、13番です。

⑬ RINTARO作
2413.png

【作意】15歩、13玉、35馬、12玉、34馬、23金合(1図)、
 14香、13桂合(2図)、同香成、同玉、14歩、同金、25桂、同金、
 14歩、同玉、26桂まで17手詰

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
 平均点:2.62、A:8、B:5、C:0、誤解:0、無解:3、無評価:0

作者のことば
 初形&詰上りが狙い。

★ユニークな初形。1筋の駒柱をどうやって捌いていくのかが問題です。
 初手は15歩と香を取るのが自然な一手。
 取れば16香や26馬で簡単ですから13玉と逃げますが、そこで35馬と飛び出せば、かなり風通しが良くなります。
 35馬に24合なら14香までですから、12玉と引きますが、34馬と活用して合駒を訊きます。
 23歩合のような受けでは、13香、同玉、14歩、12玉、13歩成、同玉、26桂の開き王手で合利かずの詰み。
 23の合駒は14に利かして受ける必要があります。
 まず23銀合には、14香、13桂合(前に利く駒は取って14から打てば詰み)、同香成、同玉、25桂、12玉、22と、同玉、33桂成から詰み。
 14だけでなく33にも利く駒でないとダメですから、23合は金合に決定。

<1図:6手目 23金合>
2413_23金
 23金合には14香と打ってもう一度合駒を訊きます。
 13への合駒、前に利く駒は取って14から打てば詰むので、頭の丸い角か桂の二択。
 まず角合は、同香成、同玉に14歩と突き出すのが好手で、同玉は26桂まで、同金も22角まで。14歩に12玉と逃げても、13歩成、同玉、22角と捨てれば、同金に26桂まで。
 13への合駒は残った桂が最善です。

<2図:8手目 13桂合>
2413_13桂
 13桂合も同香成と取るしかありません。
 同玉に14歩が味の良い突き出し。
 12玉と逃げれば24桂までですから、同金と応じるしかありません。
 そこで25桂と捨てれば、これも同金の一手。
 金が動いた跡に14歩と叩けば同玉と取るしかなく、26桂まで鮮やかな両王手が決まりました。

<詰上り:26桂>
2413e.png

【短評】 
則内誠一郎:初形と詰上りの心意気を買って今回一等賞。
★初形と詰上りに好評が集中しました。

西村 章:初形より26桂の両王手を目指して解決。このユニークな初形はA!
★初形の19香・18桂という配置から26桂の両王手が見えれば方針は決定。

蛭子 毅:駒柱をいかに解きほぐして桂香を活用する収束にもっていくか苦労しました。
★方針が決まっても駒柱解消には合駒選びもあって少し手が止まります。

盤上の狼:駒柱の縁起のいい詰将棋。絶好の日和にノコノコ馬の散歩。
 しかし、のどかな雰囲気も合駒選びで雲行き一転。金、桂と決まってからは、両王手を目かけてまっしぐら。初形も7でさらに縁起よし。
★初形は「ラッキー7」(笑)

宿利 誠:面白い初形、着地も決まる。
 珍形を徹底するなら、攻方「32歩→41と」もある?
★そちらもありかと思いますが、3筋に収まる図を選択されたのでしょうね。

竹中健一:予想通りの詰め上がり。あの三枚はどうにもならないのかなぁ?
★「32歩・31と・21と」ですね。作者も投稿図で残念と言われてました。

松崎一郎:気持ち良さ、両王手に勝るもの無し。
★両王手の詰上りは、「着地が決まる」の代表選手(笑)

占魚亭:26桂の両王手を目指す。
 合駒で出した金を2回動かしてブロック駒にする上手い構成。
★合駒を動かすという高級手筋も入りました。

石田倫明:8手目を13桂か13角かで迷いました。
梶谷和宏:3への合駒は角だと思って19手詰にしていた。解答を出す直前の見直しで角は早詰めに気付き、冷や汗ものでした。
 ユーモアと好手順の融合、見事です。
★13角合には14歩や22角という味の良い手が出てきます。

奥鳥羽生:戻り来て みれば天井 素通しに
★なるほど、還元玉だったんですね。深い鑑賞!

■創棋会の次回課題は「一色(一式)図式」
 創棋会の次回課題は「一色(一式)図式」です。
 初形に玉以外の駒が一種類しか置かれていないものは「一色図式」と呼ばれています。
 今回はそれ以外に、飛角図式、金銀図式、豆腐図式、七色図式、さらには持駒が金4枚などのように持駒一式というものまで含めて「一色(一式)図式」を課題作として募集します。
 なお使用駒の制約もあるので手数上限は49手(詰パラの大学並み)とします。
 盤面の美しさだけでなく手順の面白さでも魅せて頂ける作品を投稿いただければ幸いです。
 選考は6月例会で行いますので投稿は6月14日(金)までにお願いします。
 メール投稿は blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)まで。

■創棋会の今後の予定
***【次回例会】********************************
[日時] 2024年6月16日(日)13時~
[場所]  福島区民センター303
 〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
 <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神
[課題] 「一色(一式)図式」。
[会費] 無料

***【次々回例会】******************************
[日時] 2024年8月18日(日)13時~
[場所]  福島区民センター302(少し広い部屋です)
[課題] あらためてご案内します。
[会費] 無料

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・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで 
 ⇒ blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)   以上
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